人気の海外FXブローカー「GEMFOREX(ゲムフォレックス)」は、実はCFD取引にも対応しています。
CFD取引とは、株価指数や商品先物(農産物やガソリンなど)を取引対象にし、売買時の差額で損益を発生させる取引のことです。
この記事では、GEMFOREXのCFD取引にまつわる以下の情報を解説していきます。
- レバレッジやスプレッドなど、CFDの基本情報
- FXトレードとの違い
- CFD取引をする際の注意点
GEMFOREXでCFD取引を検討している方は、参考にしてみてください。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)の
CFD銘柄
まずは、GEMFOREX(ゲムフォレックス)で取引できるCFD銘柄を見ていきましょう。
GEMFOREXのCFD銘柄は、日経平均・NYダウ平均などの「株価指数」と原油が属する「エネルギー」の2つに分けられます。
以下がGEMFOREXの株価指数銘柄です。
シンボル | 銘柄 |
---|---|
JPXJPY | 日経225 |
CACEUR | ユーロネクスト・パリ |
DAXEUR | ドイツ株価指数 |
FTXGBP | ロンドン株価指数 |
NASUSD | ナスダック100指数 |
DOWUSD | NYダウ平均株価指数 |
S&PUSD | スタンダード&プアーズ500 |
ASXAUD | オーストラリア株価指数 |
ESXEUR | ユーロ・ストック50 |
HSXHKD | 香港株価指数 |
人気CFD銘柄である「日経平均225」、米国の「ナスダック100」をはじめとした10銘柄が取引できます。
続いてエネルギー銘柄の一覧です。こちらは2種類のみの取り扱いです。
シンボル | 銘柄 |
---|---|
BRTGBP | ブレント原油 |
WTIUSD | 軽質スイート原油 |
GEMFOREXが扱うエネルギー銘柄は、世界的な主力エネルギー源である原油。
画期的なエネルギー源が出てこない限り、原油の人気はまだ続くでしょう。
銘柄ごとのレバレッジ一覧
CFD取引では、銘柄ごとにレバレッジが決まっています。
株式指数のレバレッジは以下の通りです。
銘柄 | レバレッジ |
---|---|
日経平均 | 200倍 |
ユーロネクスト・パリ | 100倍 |
ドイツ株価指数 | 100倍 |
ロンドン株価指数 | 100倍 |
ナスダック100指数 | 100倍 |
NYダウ平均株価指数 | 100倍 |
スタンダード&プアーズ500 | 100倍 |
オーストラリア株価指数 | 100倍 |
ユーロ・ストック50 | 100倍 |
香港株価指数 | 66倍 |
株価指数のレバレッジは66倍~200倍。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)のFXのレバレッジ1,000倍と比べると、低く設定されていますね。
次は、エネルギー銘柄のレバレッジを見てみましょう。
銘柄 | レバレッジ |
---|---|
ブレント原油 | 66倍 |
軽質スイート原油 |
エネルギー銘柄のレバレッジは、2種類とも66倍です。大きな資金を持っている方でないと、エネルギー銘柄の大口取引は難しいでしょう。
比較的低レバレッジのCFD取引は、レバレッジ1,000倍のFXよりも安全な取引ができると言えます。
銘柄ごとのスプレッド一覧
続いて、CFD銘柄のスプレッドを見ていきます。
以下の表が株価指標のスプレッドをまとめたものです。
銘柄 | スプレッド(pips) |
---|---|
日経平均 | 1.0 |
ユーロネクスト・パリ | 18.0 |
ドイツ株価指数 | 30.0 |
ロンドン株価指数 | 27.5 |
ナスダック100指数 | 20.0 |
NYダウ平均株価指数 | 42.0 |
スタンダード&プアーズ500 | 7.0 |
オーストラリア株価指数 | 30.0 |
ユーロ・ストック50 | 26.0 |
香港株価指数 | 0.8 |
基本的に、株価指数銘柄のスプレッドはかなり広いです。
スプレッドの広い銘柄は、何度もトレードする「スキャルピング」や「デイトレード」には向いていません。
エネルギー銘柄のスプレッドは下記の通りです。
銘柄 | スプレッド(pips) |
---|---|
ブレント原油 | 0.5 |
軽質スイート原油 | 0.5 |
株価指数銘柄とは反対に、エネルギー銘柄のスプレッドは狭いです。
銘柄ごとの取引時間一覧
CFDでは、銘柄ごとに取引時間が異なります。取引する銘柄の取引時間を書き留めておくと、忘れないので安心です。
まずは株価指数銘柄の取引時間から。
銘柄 | 平日の取引時間(月曜開場・金曜閉場) |
---|---|
日経平均株価 | 02:00-23:15 |
ユーロネクスト・パリ | 09:00-23:00 |
ドイツ株価指数 | 02:30-23:00 |
ロンドン株価指数 | 09:00-23:00 |
ナスダック100指数 | 01:00-23:15 |
NYダウ平均株価指数 | 01:00-23:15 |
スタンダード&プアーズ500 | 01:00-23:15 |
オーストラリア株価指数 | 00:50-07:30,08:10-23:00 |
ユーロ・ストック50 | 09:00-23:00 |
香港株価指数 | 03:15-06:00,07:00-10:15 |
基本的に、平日の早朝から深夜まで取引可能です。
「オーストラリア株価指数」と「香港株価指数」のみ、インターバル時間があるので気を付けましょう。
エネルギー銘柄の取引時間は下記の通りです。
銘柄 | 平日の取引時間 |
---|---|
ブレント原油 | 03:05-24:00 |
軽質スイート原油 | 01:00-24:00 |
エネルギー銘柄は、金曜日の23:15で取引場に入れなくなります。
金曜の23:15~24:00に取引をしたい方は、閉場する23:15分までに入場しておきましょう。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)におけるCFDとFXの違い
GEMFOREX(ゲムフォレックス)のFXトレードとCFD取引は、取引条件に違いがあります。
ご自身のトレードスタイルや経験と照らし合わせて、どちらの取引が向いているのか考えてみてください。
レバレッジ比較
資金の何倍のお金を取引するかを示す「レバレッジ」。このレバレッジの倍率はFXとCFDで異なります。下記をご覧ください。
- FX:1,000倍
- CFD:66~200倍(銘柄によって異なる)
FXはハイレバレッジ、一方CFDは比較的低レバレッジです。
ハイリターンを求める方、少額から取引したい方はハイレバレッジのFXを、安全にトレードしたい方は比較的低レバレッジのCFDを選ぶのがいいでしょう。
スプレッド比較
続いて、FXとCFDのスプレッドを比較します。
- FX:ほとんどの通貨ペアで1.0~3.0pips(通貨ペアによっては外れ値あり)
- CFD:ほとんどの株価指数銘柄:20~30pips
エネルギー銘柄:0.5pips
CFD銘柄「株価指数」のスプレッドは、FXの通貨ペアに比べて広いです。
スプレッドの広さは、取引コストに直結します。同じロット数のトレードでも、CFDの方が10倍以上の手数料がかかるのです。
「スキャルピング」や「デイトレード」をする方、取引コストが気になる方は、スプレッドの狭いエネルギー銘柄かFXでトレードしましょう。
取引時間比較
最後に取引時間を比較します。
- CFD:銘柄ごとに異なる(平日のみ)
- FX:月曜日6:10~土曜日5:50(冬時間の場合、月曜日7:10~土曜日6:50)
大きく異なるのは取引終了日。CFDは金曜日の夜に取引終了しますが、FXは土曜日早朝までトレード可能です。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)のCFD取引で注意すべきこと
この章では、GEMFOREX(ゲムフォレックス)のCFD取引で気を付けるポイントを4つご紹介します。
特に「マイナス配当」や「マイナススワップ」を知っていないと、思わぬ損失にがっかりするかもしれません。
CFD取引はオールインワン口座だけ
GEMFOREX(ゲムフォレックス)のCFD取引は、オールインワン口座でのみ可能です。
このオールインワン口座、取引制限は特にありません。裁量トレードやEA、ミラートレードなどすべて利用できます。
CFD取引を検討している人だけでなく、トレードスタイルが決まっていない人もオールインワン口座を登録しておくのがおすすめです。
GEMFOREXの口座開設についての詳しい解説はこちら。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)は海外FX業者のため、口座開設方法も難しそうだと思われていませんか? 実はGEMFOREXの口座開設はたったの30秒で完了します。 今回は、GEMFOREXにおける口座開設方法について、口座開[…]
通貨量はFXと合わせて30ロットまで
GEMFOREX(ゲムフォレックス)で一度に保有できる通貨量は、FXと合わせて30lotまでです。
GEMFOREXでFX・CFDの両方を取引している方は、取引状況を常に把握しましょう。
マイナス配当がつくことも
株式CFDのポジションの持ち方によって、取引量に応じた「配当」が受け取れます。
- 買いでエントリー:プラス配当
- 売りでエントリー:マイナス配当
売りでポジションを持つときは、取引金額から差し引かれる「マイナス配当金」がつくことを覚えておきましょう。
株価指数CFDではマイナススワップも
株価指数CFDを持つと、エントリーの仕方に関わらずマイナススワップが発生します。
スワップポイントは、ポジションを保持している時間に比例して大きくなります。
この特性から考えると、マイナススワップが発生する株価指数CFD銘柄とスイングトレード(1日以上ポジションを保有する長期トレードのこと)の相性はいいとは言えません。
GEMFOREXのスワップポイントについては以下の記事でまとめてあります。
当記事では、GEMFOREX(ゲムフォレックス)のスワップポイントが実際どうなのか、そしてスワップポイントを使って安定的に稼ぐ方法をお伝えしていきます。 ちなみにGEMFOREXは、「ドル/円」と「ユーロ/ドル」のスワップポイントがロ[…]
CFD取引ができない場合の原因
最後に、CFD取引ができない時に考えられる原因を2つご紹介します。
取引ロット数に関するルールなど、思わぬところに原因が潜んでいるかもしれません。
取引時間外だと取引できない
当然ながら、取引時間外の取引はできません。
CFDはFXと違って、銘柄ごとに取引時間が決められています。
ご自身が保有している銘柄の取引時間はいつなのか、再度確認してみましょう。
小数点以下の数字を含むロット数では取引できない
GEMFOREX(ゲムフォレックス)のCFD取引では、小数点を含むロット数のトレードはできません。
たとえば、1.5lotや10.5lotの取引は不可能です。
解決方法には、以下の二つの方法が挙げられます。
- 小数点がないロット数に設定しなおす
- 0.01lotから取引可能な為替FXを検討する
トラブル回避をするために、CFD取引の際は正しいロット数かどうかも気にしてみましょう。
まとめ:CFDよりFXの方が少ない資金で多く稼げる
今回はGEMFOREX(ゲムフォレックス)のCFD取引について解説してきました。
FXと比べるとCFDのレバレッジは低く、スプレッドは広い特徴がありましたね。
ローリスクの安全なトレードをしたいならCFDがおすすめですが、資金が少ない方はハイレバレッジのFXでトレードするといいでしょう。
また、FXはハイレバレッジをかけることで大きな利益も期待できます。収益性だけを見れば、FXでトレードするのが正しい選択と言えそうです。
そんなGEMFOREXでCFDやFXを始めたい方は、以下から口座開設をしてみてはいかがでしょうか?